お客様の声・お宅レポート

家族全員を幸せにする地下室のある家

2019年に注文住宅で家を建てたT様ご家族。音楽が大好きだというT様の強い希望で、家に地下室を設けたのだとか。一方、奥様は主にインダストリアル系のオシャレな内装に強いこだわりが。2人の趣向が地下と地上で真っ二つになっている家づくりのようにも思えます。しかし、実際に住んでみると意外にも地下室が、家族全員の幸せをもたらすのでした。

地下室とデザイン性、両方叶えられるハウスメーカー探し。

美都住販 お客様の声

シックな雰囲気のアプローチ階段。

住宅街の一角に建つT様邸。外から見るぶんには何の変哲もない一軒家ですが、なんとT様邸には地下室があるとのこと。純粋に「自宅に地下室なんてできるんだ!」という驚きと「どんな空間なのだろう」という期待感が、取材前から入り混じります。

家に迎え入れてくれたT様は、現在奥様とお子様との3人暮らし。

住み始めたのは2019年からで、家の購入を検討し始めたのは2016年頃からだそう。さっそく、なぜ自宅に地下室を設けようと思ったのかなど、家を建てることになった経緯を振り返っていただきました。

美都住販 お客様の声

当時のことを思い出しながら話す、T様と担当営業の篠原さん。

T様「音楽が、特にレゲエが好きで、それを大音量で浴びるのが至福のひとときなんです。『自宅にクラブがほしいな』と以前から思っていまして、実現してもらえそうな会社がいくつか見つかったので、話を進めていった感じですね」

また、美都住販を知ったきっかけは、相模原の展示場での“絶望”がきっかけだったのだとか。

T様「お目当てのハウスメーカーを見に相模原市内の展示場に訪れた際、妻がどうしてもデザインが気に入らないと話していまして。ちなみに私は、地下室以外に気にしたのは予算くらいでした(笑)。2人でどうしようかと話しながらスマホで検索してみると、近くに美都住販の展示場があることを知り、直行しました」

他社では、地下室は作れるものの、間取りや内装に自由がきかないことが多かったのだとか。地下室とデザイン性、つまりT様と奥様の要望を高い次元で満たすことができたのが美都住販だったのです。かくして、T様邸の家づくり計画はスタートしました。

地下室で音楽が楽しめる♪“自宅クラブ”。

「大音量の音楽はもちろん、友達と飲んで騒げる地下室にしたい」とのT様の要望のもと、空間を広くとるためにシンプルに設計されました。

特に気をつけたのは当たり前ながら防音だそうで、音が漏れやすい扉や換気扇は特別に防音仕様になっています。

T様がお知り合いの方に製作してもらったというサウンドシステムから流された音楽は、想像以上の超爆音でした(笑)。ただし、一歩家の外に出てみると音が全く気にならなくなります。本当に見事な地下室でした。

T様「今は冷蔵庫がぽつんと置いてあるだけですが、将来的には簡単なバーカウンターを設けて、お酒と音楽が楽しめる大人な空間をめざしたいですね」

当日も、取材が終わったら友人を呼んで“自宅クラブ”を楽しむ予定だと話すT様。まだまだこの地下室は進化していく模様で、他人事ながら楽しみに思えてしまいます。

音楽好きという点では同じ筆者も憧れた、素敵な地下室でした。

1階と2階については、奥様のこだわりが盛りだくさん。「昔から不動産のチラシやネットなどで間取りを見るのが好きだった」と話す奥様は、生活動線など細部までこだわり抜いたとのこと。なかでも印象強く感じたのは、そのハイセンスなデザイン性でした。

奥様「今どきのカフェなんかでよく見かけるインダストリアルっぽい雰囲気が好きで、全体をそんなトーンでまとめました。ただあまりにも男っぽくなりすぎないように、アクセントクロスやアーチ状の下がり壁などを採り入れてバランスをとりました」

「インダストリアル」とは、直訳で「工業的」の意味。インテリアのスタイルを指す言葉として近年注目されており、使い込まれた木材とアイアンの組み合わせに代表されるような、やや男性的な印象のインテリアを多用します。

落ち着いたトーンのなかに柄物のクロスやアーチがいいアクセントになっていますね。

「水まわりにはかわいいタイルを張りたかった」と奥様。見た目の華やかさはもちろんのこと、水はねなどの汚れが拭き取りやすいのが◎です。

また、この洗面所は洗濯機を目隠しする工夫がされています。洗面所を入ろうと戸を引くと、そのままその戸が洗濯機を目隠しする設計になっているのです(わかりますでしょうか?)!

洗面所内でその戸を閉めれば今度は洗濯機が現れるのですが、客人が少し洗面所を利用する際に戸を閉めることはほとんどないため、生活感のない空間が保たれるのです。とても理にかなった設計ですね。

奥様のこだわりを最も感じたのがキッチン。

買い物から帰ってきた際、重たい袋を荷物を運ぶ距離が短く済むように、冷蔵庫とパントリーを玄関からなるべく近い場所にしたという緻密な動線設計をしたそう。

落ち着いたトーンのなかに柄物のクロスやアーチがいいアクセントになっていますね。

キッチン外側に張りつけてある板は、自分たちでワックスを塗って仕上げたものだといいます。同系統で揃えられたダイニングテーブルと下がり天井も相まって、まさにインダストリアルといった雰囲気に仕上げられています。

奥様「もともとやりたかった吹き抜けですが、想像以上に『やってよかった』と思いました。目の前に家があるので、これがなかったらすごく暗かったと思いますし、1階全体に開放感が出ました」

最後に「地下室がある家」の住み心地について聞いてみました。

奥様「最初は正直、地下室に興味はなかったのですが、今では友人や子どもと一緒にカラオケを楽しんでいるんです。周囲を気にすることなくワイワイ騒げるので、友人もなんだかんだでよく遊びに来ていて、夫より私のほうが地下室を使っているかもしれません(笑)」

T様「気兼ねなく遊べるということに尽きると思います。騒音の心配がないことに加えて、夫婦間でもお互いの友人に気を遣わずに済むということは、実際に利用してみて気づいたメリットです。また、小さい子どもにとっては恰好の遊び場になりますし、今のところいいことづくめですね」

 

最初はT様のためだけに設けられたかのように思えた地下室が、実は家族全員にとっての幸せとなっていることが、取材をしてみてわかりました。

「自宅に地下室」

近い将来、もしかしたらそれほど珍しくなくなっているのかもしれません。そう思わせてくれた、T様ご家族の笑顔でした。