2018.05.29家とのつきあい方リフォームでもっと快適! vol.2

楽しく、おしゃれに壁紙・クロス張替えリフォーム! 4つの方法教えます!

新築から5年、10年と経つと、どうしても壁紙に汚れがついて黒ずんできてしまいます。もしも、家族に小さなお子様やペットがいるのならある程度は仕方のないことかもしれませんね。そこで、壁紙リフォームを考えたときにおすすめしたい方法をご紹介! お話を伺ったのは、相模原市で内装業を営む株式会社TABATAの波多野汐莉さんです。それでは今回もいってみましょう!

今回おすすめする壁紙リフォームは、4つの方法!!

「壁紙リフォーム」とひとことで言ってもその方法はいくつかありますが、今回は4つの方法をご紹介します。せっかくのリフォームですから、さまざまな選択肢を知って、ワクワクした気分で取り組んでみてはいかがでしょうか?

「壁紙のリフォームは、すごく費用がかさむと考える方もいらっしゃいます。ですが、お客様とお話をしていると『思ったほど高くないのですね』とお話される方も多いのです。ちなみに6帖の壁紙リフォームにかかる費用は約35,000円~とか(※要見積もり)。まずはさまざまな方法を知って、信頼できる業者さんに相談してみることがいいと思います」と波多野さん。

本記事では、輸入壁紙、国産の量産品クロス、完全オリジナル壁紙のグラフィックウォール、新商品の貼ってはがせる壁紙の4つと、簡単なお掃除・メンテナンス方法をご紹介いたします。

それでは、暮らしがワクワクする壁紙リフォームの世界をのぞいてみましょう!

色柄豊富で憧れのインテリアを! 「輸入壁紙」でおしゃれな空間が実現

アパレルショップなど流行感度の高い店舗などが積極的に取り入れている壁紙が「輸入壁紙」です。外国の家って、日本の住まいと比べると本当にカラフルで家主によるDIYも盛ん。まるで洋服を衣替えするように、住まいもガラっとインテリアを変えて楽しむのが海外流なんです。

そんな心地よい空間づくりを楽しむ人たちが使っているクロスをマイホームに取り入れてみてはいかが?

「輸入壁紙は日本の壁紙と比べると色柄が豊富で発色のよさがポイント。少々壁紙の費用が割高ですが、部屋の一部のアクセントクロスに使えば、使用量も少なくすみますし、部屋にメリハリが生まれます。かわいい色、素敵な模様に囲まれて、おしゃれな毎日を過ごしたい方は輸入壁紙も視野に入れてみてください」。

ただし、施工は腕のよい業者を選ぶことも忘れずに。国産の壁紙と比べて壁紙自体が薄いので張りにくいそうです。失敗したときに同じクロスを買いなおすこともできますが、費用がかさむので注意が必要です。

  • カラフルな壁紙を見ながら「こんな使い方もおすすめですよ!」とお話をする波多野さん。
  • 参考にしたい海外の施工写真も多数。サンプルだと「派手かな?」と躊躇してしまう壁紙も大きな壁面に貼ると空間に溶け込みます。
  • アクセントクロスにしたときのコーディネート例も見せていただきました! 家の壁紙を早速リフォームしたくなる…(笑)
  • 輸入壁紙は国内のデザインには少ないビビッドな色合いの壁紙が多くてインスピレーションが湧きます。カタログを見ているだけでも楽しいものです。

モノのよさで選ぶなら「国産の量産品クロス」

日本のメーカーが作る国産の量産品クロスは、製品の品質が高くて施工のしやすさが特徴です。国産クロスは、1帖(180cm)ごとの規格で考えられている日本の住まいに合わせた90cm幅が主流。

「国産の量産品クロスで白いシンプルなクロスを張り替えるだけでも部屋が明るくなり、印象が大きく変わります。白いクロスといっても、その風合いは数えきれないほどあります。ぬりかべ風のテクスチャが入ったものや、和紙のような質感のもの、クロスの表面にエンボスが入ったもの・・・など。間接照明があたったときの風合いの違いなども想像しながら選ぶと楽しいです」。

量産品クロスは、抗菌効果や防カビなど、長く快適に過ごすための工夫が詰まっています。

「部屋の印象を左右するアクセントクロスを輸入壁紙に、それ以外の壁面を国産の量産品クロスにするハイブリッドな使い方もおすすめ」と波多野さん。

  • ホワイトやオフホワイトの壁紙は、どんな家具や建具にも似合うので根強い人気があります! こちらは白い壁紙とモノトーンのコーディネート。
  • 白い壁紙とダークブラウンのコーディネートで温かみのある空間を演出。
  • 表面のエンボス模様の目が細かいタイプの壁紙サンプル。汚れが落としやすいメリットがあります。
  • エンボス模様が大きなタイプの壁紙です。壁紙自体があついので施工のしやすさがポイント。

世界にひとつだけの「オリジナル壁紙」を作ろう! おしゃれに憧れの世界を演出!

いきなりハワイのような写真ですが(笑)、こちらは波多野さんがおすすめする「グラフィックウォール」。部屋に奥行が生まれて広く感じます。
この特殊なプリンターを使って、壁紙サイズに写真をプリントします。

「個人的にもっともっと多くの人に使ってほしいのがグラフィックウォールなんです」と波多野さんは話します。

グラフィックウォールとは、写真を大きく引き伸ばして、壁紙サイズにプリントアウトした壁紙のこと。写真を壁紙にすることで、部屋に奥行が生まれて広く感じる視覚効果も期待できます。

「例えば、思い出のハワイ旅行の写真をそのまま壁紙にしてみてはいかがでしょうか。旅行の写真や、ふるさとの写真など、いつも近くに置いておきたい特別な景色ってあると思うんです。部屋の一面をオリジナル壁紙にすることで、憧れの世界が身近なものになりますよ」。

写真のサイズや好みのデザインによっては、写真をコラージュして壁紙にすることもできます。一層インパクトを与えられるようにお店や会社の内装にもおすすめ。ぜひトライしてみて!

  • 社内にもハワイの景観が広がります。インパクト大!
  • 写真をコラージュして作成したグラフィックウォール。すべてスマートフォンで撮影した写真だそうです。
  • かっこいいライオンの写真を壁紙にすることもできちゃいます。ワイルドで気持ちが昂る空間に変身!
  • 以前、I’m HOME SAGAMIHARA で取材したお住まいにもグラフィックウォールが使われていました。このお施主様もお気に入りの景色がいつでも見られることに魅力を感じていましたよ!
  • ちなみに、オリジナルプリントのマットも作れちゃいます。壁紙とコーディネートしても楽しいですよ!

新商品! 貼ってはがせる壁紙! キレイに貼ってキレイにはがせる再剥離性シート

「これがまだ商品名もつけられていない新商品です」とこっそりと紹介してくれた壁紙は貼ってはがせるタイプのものでした。

これまで壁紙というと、専用の糊をつかって壁一面に張るものでしたが、まるでフォトフレームやポスターのような感覚で壁を彩ることができる商品になります。

「あるお客様は、入院中のお父様の病室にこの素材で作った家族写真がプリントされた壁紙を貼ったところ病室の風景が和やかになって気持ちも穏やかに落ち着かれたという話もあります。貼ってはがせるということは画びょうを使わなくても固定できるということ。壁に穴が開かず、安全面でも注目しています」と波多野さん。

これからもっと幅広い使い道があると期待できる新商品。あなたならどんな使い方をしますか?

  • 壁に貼られた赤枠内のポスターが、再剥離性シートです。いろんなところにペタペタとくっつきます!
  • 再剥離性シートは、写真だけでなくて空間のサインにも便利に使えます。

壁紙・クロスの簡単な補修、お掃除などメンテナンス方法

これまでは壁紙の紹介をしてきましたが、少しの汚れが気になる場合のお手入れ方法もご案内します。例えば壁が少しだけ汚れてしまったとき。雑巾で拭くのはNGです。壁紙の凹凸に汚れが詰まってしまい、思ったようにきれいにならないはず。
壁紙が汚れてしまった場合は、やわらい布に洗剤を含ませて、ポンポンと叩いて汚れを落としてみてくださいね♪

また、お部屋の角の壁紙に間があいてしまうことも、気温の変化によって起こりやすいトラブルなんです。家は木造の場合は木のねじれが生じたり、あるいは気温によって壁紙が伸縮するので、気になる方もいらっしゃると思います。その場合も、案外簡単に補修できるので心配せずご自身で補修してみてはいかがでしょうか。用意するものはホームセンターで売っている、「コーキング材(または壁紙補修材)」と「スポンジ」です。はがれてきた部分にコーキング材を入れて、スポンジで優しくすべらせてみてください。

 

  • 【補修前】お部屋の角は、壁紙と壁紙の間が透きやすい場所になっています。間にはコーキング材や壁の補修材を埋め込んで修理しましょう。
  • 【補修後】コーキング材を埋め込むと、壁紙と壁紙の合間が気にならなくなります。難しいテクニックはいりません。
  • コーキング材とスポンジ。この二つがあれば、壁紙の補修が簡単にできちゃいます!今回の補修では、壁の目透きに使う専用の補修材を使いました。
  • 補修を行ったのは、美都住販の広報・船田さんです。短時間でできるので、皆さんもトライしてみてくださいね。

本記事では、4つの壁紙・クロスの張り替えリフォームの方法をご紹介しましたが、住まいによって、住まい手によって、「こうしたい!」という憧れは違ってくるものです。壁紙にもいろいろな種類がありますし、貼り方によっても趣が変わるので、まずはお問い合わせしてみてくださいね! みなさんの家が、壁紙・クロスの張り替えリフォームで楽しく、おしゃれに、素敵な空間になりますように!

取材協力~お問い合わせはこちらまでお気軽にどうぞ~

【会社名】株式会社TABATA
【所在地】神奈川県相模原市中央区田名8568-1
【連絡先】TEL: 042-760-7550 / FAX:042-760-7551
【URL】http://i-tabata.co.jp/

 

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