2019.11.28インタビュー&レポート住み心地インタビュー vol.20

猫と暮らす家づくり~猫と人が気ままに暮らす家 in 相模原~

今回お邪魔したO様邸は、自他ともに認める「猫大好き家族」です。家族はご夫婦と3人のお子様、そして7匹の猫ちゃんたち。取材では、猫と人が気ままに暮らせるための工夫をたっぷりと聞かせていただきました。さてさて、人気の高い「猫と暮らす家づくり」のレポートを始めていきましょう!

猫ちゃんたちがのんびり暮らすO様邸

今回お話を聞いたのは、O様ご夫妻です。「野良猫も寄ってくる!」という猫大好きオーラを出すご主人様と、仕事も趣味もアクティブに取り組む奥様に家づくりについてのお話を聞きました。

家を建てたのは2016年。それまでは中古の一軒家にお住まいだったそうです。お子様たちの成長から家が手狭になり、同じ場所での「建て替え」を検討していたそう。

「土地自体、さほど広くない場所でしたので、2階建てに地下室をつけて建物を広くするプランを考えていたのですが、問題があって・・・」と話す奥様。建て替えがスムーズにいかないタイミングのときに、近くに日当たりのいい土地が出たと連絡があり、新しい土地に注文住宅を建てることを決めたそうです。

今ではポカポカ日当たりのいい場所で、猫ちゃんもO様ものんびり生活しています。

 

総タイル貼りのアンティークな雰囲気が漂う外観

猫のために考えた家づくりのアイデア集

昔から猫と暮らしていたO様ご家族は、猫と暮らす家づくりを徹底的に考えていきました。「家づくりなんて人生に幾度とありませんから、すごくこだわりました。担当の人が嫌がるんじゃないかと思うほど(笑)」と話すのは奥様。まずは猫ちゃんと暮らすためのたくさんの工夫を教えていただきました。

 

  • 「実は梁に見せてますが、梁ではないんです。キャットウォークは猫たちのために絶対付けたかったもの。よくここでみんなが追いかけっこしています」。
  • 「猫の肉球が見える幸せがあるんです♪」と話すのはご主人様。肉球が見えるキャットウォークは猫好きの憧れなのだとか!?
  • キャットウォークにたどり着くまでのステップにもこだわりました。猫ちゃんの特等席に見えます。
  • 玄関を広く作って猫ちゃん用トイレゾーンにしたのは大正解。土間なので水洗いできますし、ごみ箱も置けるのでお手入れらくちん!
  • 猫ちゃんがいるとニオイも気になるものです。ニオイ対策として、新築時に「ナノイー」のついた空気清浄機を作りつけました。
  • リビングの全体像。テレビの上にもキャットウォークがありますね!

住みながら手を加える楽しみも残して

猫ちゃんの遊び場になるキャットタワー。キャットウォークとキャットタワーを行ったり来たり・・・。猫ちゃんたちが思いっきり楽しめますね!

アチコチに猫ちゃんたちの居場所があるO様邸ですが、もっと猫ちゃんたちが楽しめるように引っ越し後に猫用アイテムを増やしています。また新築のときに気が付かなかった猫ちゃんたちのイタズラ対策もあるそう。暮らしながら手を加えることも猫ちゃんファミリーの暮らしの楽しみなのかもしれませんね。

 

  • 「ここで爪を研ぐので、猫の爪とぎをはってしまいました」と奥様。猫ちゃんたちの生態に合わせて、猫グッズを投入。
  • 爪とぎや“粗相”が多めの階段付近は、壁紙も自分たちで上から貼っています。家の雰囲気に合わせた壁紙を貼ることで違和感なくペット対策も実現。

ご主人の希望は、ひとりの時間を楽しめる場所でした

家づくりでは猫ちゃんたちの居心地のよさばかり求めていた訳ではありません。ご主人様のご希望は二つありました。「紅茶スペース」と「お風呂から夜空を眺められること」。暮らしのなかの余白の時間を楽しむためのこだわりです。忙しいとついつい息をつく間も忘れてしまいますが、あえて自分を取り戻せる場所をつくるのは大事なことだと思います。

  • ここが通称「紅茶スペース」と呼ばれている書斎。漫画喫茶のようなひとりでまったりできる時間が楽しめそうです。家に漫画喫茶とは、最高ではないですか♪
  • お子さんたちは女子3名。みんなが集めたコミックを一同に集めました。本が散らばることもないですし、家族のなかで本のシェアができるのは憧れる人も多そうです。
  • ここにも隠れてる…。猫ちゃんたちが一人に、いや、一匹になりたいときにもここがいいみたいです(笑)
  • 「バスタブに沈みながら窓が開ける」というのがこだわりポイントの一つ。また周囲からの視線が気にならないようにバルコニーの手すり壁の高さは高めに設計。火照った頬に冷たい風。想像するだけで気持ちよさそうです。

ライフスタイルを考えた奥様のこだわりがいっぱい

家づくりの主導権を握って進めていたのは奥様でした。家族のこと、猫のこと、将来のこと、家事動線のこと…。家って暮らしの中心だからできる限りの知識を学んで、家づくりに挑んだそうです。

設計士との打ち合わせは、具体的な暮らし方をイメージしながら「第二の設計士」のごとくプランニングを進めていったそう。「家づくりをお願いした美都住販の担当者さんたちは、私の言葉から生活スタイルを読み取ってくれて、もっといい提案をしてくださって嬉しかった」と話していました。

奥様のこだわりはこんなところにありました。さあ、見せていただきましょう!

 

  • キッチンの背面はIKEAの食器棚を購入して設置しました。注目すべきは冷蔵庫の上です。食器棚と冷蔵庫がぴったりと納まるように設計しました。家づくりの「先読み力」、すごいです。
  • 玄関のたたきからキッチンがつながっています。写真で猫ちゃんがいるところがキッチン入口に。「買い物帰りの重たい荷物がすぐに置けて、すごく楽ちんですよ!」とのこと。5人分の食材って、すごく多いですもんね♪
  • 玄関にアンティークなデザインがかわいい手洗いを設置。ゲストが来たときに、生活感のある洗面所に案内するのが気になる方も多いのでは。玄関近くにあると冬場のインフルエンザ対策などにもすごく便利です。
  • (私はここがお気に入りスペース)と言わんばかりのこのポーズ。癒されました。
  • 家の正面側の窓は格子が入ったクラシカルなデザインを選びました。縦型窓と照明、そして猫ちゃんがすごく絵になります。
  • 娘さんたちが朝の身支度しやすいように、洗面台はこのスタイルに。流しの下には丸椅子が置いてありました。椅子に座りながらゆったりとメイクできますし、セルフエステの時間などにもよさそうです。
奥様の趣味は「フラメンコ」。いつでもフラメンコの練習ができるようにと、15.6畳ものダンスルームを作っていました。「いずれは両親の部屋にしようと考えていますが、今は思いっきり趣味の部屋です」とにっこり。ちなみに、ここは「猫禁部屋」とのこと。
  • ピアノ部分は凹ませて、すっきり納まるように設計。これも奥様のアイデア。
  • テレビを見ながらくつろぐ時間もあるとのこと。「この部屋はスペースがあるので家族みんなでテレビゲームをして盛り上がることもありますよ!」
娘さん愛用のハンモックもありました。日向ぼっこしながらゆらゆらと・・・、気持ちよさそうです。

普段の暮らしが贅沢時間に

いかがでしたか? 笑顔がいっぱいのO様邸。猫も家族もそれぞれが楽しめるように家がアレンジされていて、つくり手たちの思いやりが見えるようです。O様ご一家と猫ちゃんたちがこの家に暮らして約4年が経過。「考えてつくられた家は、普段の暮らしが贅沢な時間に変わる」と、取材が終えるころに感じました! O様ご夫婦、猫ちゃんたち、取材のご協力ありがとうございました!

あら、かわいいお見送りをしていただき、ありがとうございました!
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