2025.12.26相模原ライフ相模原イベント&スポット情報 vol.0
【よこやまオータムフェスタ2025】盛りだくさんのワークショップで芸術の秋を満喫!
ハンドメイドの作品販売やワークショップ、キッチンカーなど、さまざまなブースや催しが一度に楽しめる「よこやまオータムフェスタ2025」。会場は、周辺住民の憩いの場であり、相模原市でも有数のスポーツ施設が揃う横山公園です。紅葉が見頃を迎えた2025年11月29日(土)と30日(日)に開催され、初日に足を運びましたので、会場の様子をレポートします!
メタセコイア並木の鮮やかな紅葉が目印。

会場の横山公園へは、最寄りのJR相模線上溝駅から徒歩7分ほど。
野球場、テニス場、人工芝グラウンドやプールなどがあり、運動公園としても知られています。
訪れた時期はちょうど紅葉が見頃。
園内の木々の紅や黄色が、目を楽しませてくれます。

公園の中央あたりにあるメタセコイア並木の下にある通りが、よこやまオータムフェスタ2025の会場です。
通りの片側がキッチンカーエリア、もう片側が物販などをメインとしたブースエリア、その裏手の樹林広場では演奏などが行われるとのこと。
イベント開始となる10時ちょうどの到着でしたが、すでに多くのお客さんで賑わっていました。
並木の紅葉の鮮やかさに圧倒されつつステージのある広場へと歩を進めると、今度はカサカサと鳴る落ち葉のじゅうたんが。
会場到着数分で、すでに秋をたっぷり堪能しています。
地元、上溝中学校&上溝小学校合同バンドによる演奏!
子どもたちに大人気のジャンボリミッキー! のダンスも。
アートな体験を次々と。
最初に訪れたのは、小物作りを体験できる「カチューシャ屋さん」。会場を歩いていると、キラキラと光るカラフルな宝石のようなものが目にとまりました。
ブースを覗いてみると「ジェルキャンドルでライトを作るワークショップ」を開催していました。
ジェルキャンドルとは、ゼリーのような透明でぷるぷるとした質感のキャンドルのこと。
今回はその素材を細かくしたものを、好きな色で詰め合わせておしゃれなライトにします。
見たことも聞いたこともありませんでしたが、思い切ってチャレンジ!
素材を詰めるだけで誰でも簡単に作れるので、細かな作業が苦手な人にもオススメのワークショップです。
好きな色を選び、少しずつ入れ物に詰めていく。
完成!豆電池式で内側から点灯します。

続いては、子どもの「美味しそう!」の声で立ち止まった、スクイーズでケーキやパフェが作れるワークショップブース「Atelier mint.mint」さん。
ちなみにスクイーズとは、低反発素材のおもちゃ全般を指し、本物そっくりなパンやスイーツ、キャラクターなどがよく見られます。
まずはカップケーキやパフェグラスなどのベースとなる部分を選び、そこに生クリームのようなものを絞り、最後は好きなパーツで飾り付け。
完成した作品は、まさに食品サンプルのような感じで、食欲をそそられます。
きっと見るたびに甘いものが食べたくなるので、飾る場所は考えたほうがいいかもしれません(笑)。
“生クリーム絞り”体験で気分はパティシエ。
完成。美味しそうにできました。
アクセサリーのワークショップができる「MINOAKA」さん。
お正月飾りもワークショップで作れる。こちらは「ラベルエラベット」さん。
ほかにも、各種アクセサリーや書道、布製小物、お正月飾りまで、さまざまなワークショップブースがあり、どれも工夫を凝らしたものばかり。
販売しているお店も多いので、気になった作品は買うこともできます。
ブースのバリエーションが非常に豊富なので、なんとなく眺めながら通りを歩くだけでも楽しくなります。
こだわりがすごいバーガー店&コーヒー店。

芸術の秋の次は、食欲の秋。
到着してからずっといい香りを会場に満たしていたキッチンカーたちをチェックします!
最初に来たのは、相模原のたまご街道にある「昔の味たまご」さんが経営するハンバーガー店「YOLO BURGER」さん。
「たまご屋さんがハンバーガー?」と思いましたが、話を聞くと納得。
パティには、昔の味たまご農場で卵を生み終えた親鶏のお肉を使用しています。
というのも、卵を産み終えた親鶏のお肉は味はいいのですが身が固いため、そのまま食べるのには向かないそう。そこでミンチ状にすることで美味しく味わえるハンバーガーになったとのことでした。
安心安全を考え、食品添加物、化学調味料は不使用。
さらに、若者は「出世払い(学割)」として、なんと半額で食べることができます。
「大人になってもこの店が続いていたら、そのときは定価で食べてほしい」という店主の次世代への想いが込められています。
たまご街道にあるお店だけに、目玉焼きもサンド。
大人も子どもも大好きなテリヤキ味!
肝心のお味は……もちろん最高!!
いわゆるテリヤキの味付けで、クセやえぐみがまったくなく、旨味だけがあふれてくるイメージです。
そこに自慢の半熟たまごがとろ~り。
美味しさと同時に、命を無駄にしない大切さを学ばせていただきました!
●YOLO BURGER ホームページ
https://freshegg.co.jp/yolo-burger/

お次は食後のコーヒーを求めて「湯あがり珈琲」さんにやって来ました。
こちらも並々ならぬこだわりのコーヒーを販売していました。
特徴的なのは「アームズメソッド」と呼ばれる自家焙煎の手法です。
一般的にコーヒー豆は洗われずに焙煎されるそうですが、アームズメソッドでは生豆を50度のお湯で丁寧に下洗いをし、カビや汚れを除去。
そのあとに水蒸気焙煎でふっくらと焼き上げるなどして、安心安全なコーヒーを提供しています。
ハンドドリップで丁寧に淹れてもらえる。
ブラックとカフェオレを注文。
口に含むと、とてもやさしい味わい。
クリアだけとコク深い、スッキリというよりも「まろやか」が近いイメージで、今までにあまり飲んだことのないタイプのコーヒーです。
カフェオレにはオーツミルクを使用し、砂糖は不使用。
ミルクの自然の甘さだけで充分美味しくいただけました。
店員さん曰く、これまでコーヒーが苦手だった人が「これなら飲める」と言ってファンになってくれる人も多いそう。
普段の販売はインターネットのみなので、気になる方はホームページからどうぞ!
●湯あがり珈琲 ホームページ
カスタード味のたい焼き。コーヒーとベストマッチでした。
え……もう売り切れ!?
食後のスイーツは、実はお目当ての品がありました。
それが、横山公園で収穫された「よこやまハニー」を使用したたい焼き&プリン。
2024年から公園内でスタッフがミツバチの飼育をスタートし、本イベントでは瓶詰めも販売しているとの事前情報。
いざ、はちみつたい焼き&プリンを求めて当該ブースに行ってみると……売り切れ&売り切れ!
急いで瓶詰めを販売している管理事務所に行くと……やっぱりこちらも売り切れ!
瓶詰めはイベント開始1時間以内で完売したとのことで、この時間では完全にノーチャンスでした。
その後、どうしても甘いものが食べたい口になっていたので、代わりにカスタード味のたい焼きをいただきました。
「よこやまハニー」は現在、イベントでの数量限定販売のみとなっているようです。
気になる人は、横山公園の最新情報をチェック!
●横山公園 ホームページ
https://www.kanagawaparks.com/yokoyama/
骨組みから作る、世界にひとつだけの傘。
ワークショップを担当してくれた、横山公園スタッフのミツバチ……ではなく石井さん。事前リサーチで最も気になっていた、手づくりキットで世界にひとつだけの傘を作れるという「SORAKASAワークショップ」を体験しに来ました。
ただ傘を飾り付けするだけでなく、骨組み部分から作れるところが特徴的。
特別な道具は必要なく、スタッフの方がレクチャーしてくれるので、小さな子どもでも安心して取り組めます。
この傘作りのワークショップ、実は公園としての想いも込められているそうです。
石井さん「雨の日は外出が少し億劫になりがちですよね。そんな日に少しでも公園に行きたくなってもらえたらと、この企画が生まれました。本体の素材はオールプラスチックなので、環境への配慮も考えられています」
キットをオープン!
パチン、パチンと、ひとつずつ骨組みを進めていく。
ビニールを装着。普通の傘としてならここで完成。
レッツ、アートタイム!
完成。次に来る雨の日が楽しみになりそう。骨組みは1本ずつ引っかけたりパチンとはめ込んだりするだけなので、意外とスムーズに進められます。
傘が組み上がったら、付属のシールやたくさん用意されたカラーペンで内側を彩るだけ。
帰り道、大事そうに傘を持つ子どもを見て、お気に入りの傘を作れる喜びはもちろん、ものを大切にする姿勢まで得られたように感じました。
大人から子どもまで、誰もが気軽に、しかも盛りだくさんで楽しめる芸術の秋。
よこやまオータムフェスタを知っていれば、来年以降の秋がもっと楽しくなること間違いなしです!



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